カメラと共に歩いた日々:私のピントは何処いった

私的な話をおこがましくも少々記録しておきます。
マニュアルフォーカスのフイルムカメラ全盛の頃から長く写真に関わってきました。
中学・高校生の頃、ニコンF、F2、キャノンF-1のマニュアル機が全盛で、人通りの多い繁華街を歩きながら前から歩いて来る人の顔にピントを素早く合わせて撮影する練習をしていました。
通常、一眼レフカメラはピントを合わせるのに左手は親指を上側にピントリングを持つのが撮影の基本スタイル。ピントを合わせるのに左手は親指を上側にして左手を主にカメラを持ち、右手は瞬時のシャッターチャンスに備えてさほど力が入らないようにグリップをにぎりる。シャッターを切る人差し指は、常にリラックスさせシャッターチャンスに備える。
しかし、親指を下にしてピントリングを持った方がピントリングの可動範囲全域にピント調整しやすいです。これは、ズームリングも同様です。この場合、左手(指)はピントを合わせることを優先して右手を主にカメラをにぎるように左右の手の力配分がかわります。

AF(オートフォーカス)機の出始めの頃は、AFなんてあてにならないとカメラをずっとMF(マニュアルフォーカス)で撮影していました。しかし、フィルムカメラからデジイチに移行した際には、AF精度にこだわり当時発売されていたデジイチを全てテストして、購入カメラを選びました。その後、AFに慣れ親しんでしまい、どうしてもMFで撮影しないといけない場合以外はMF撮影を行わなくなっていました。

ピント調整はMF支流の時代からAF支流の時代に移り、フォーカススクリーンもより明るくスッキリなったようで、その代償としてデジイチはMF撮影の際にピントの山がつかみ難くなったように感じた。
年齢が増して何時しか視力が低下が進みMF撮影が困難になっており、撮影に際にはLCDビューファインダーを常に携帯しています。LCDビューファインダーは、露出の塩梅を確認するのにも便利であります。
カメラ雑誌等に写真掲載されています著名フォトグラファも「信頼できるAFのおかげでカメラマン人生の寿命が延びた。AFが無ければとっくに引退しなければならなかった。」のような事を雑誌に書かれていたことを記憶しています。
「写真作品の重要な要素の1つである、ピント位置」動体撮影時の機能・性能の進化が著しいですが、まず静止した被写体の合わせたい所に確実にピントが合わせられる信頼できる基本性能の製品が欲しいです。

作者 笑顔の写真家:酒井徹也

笑顔の写真家:酒井徹也

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれないコメントは投稿できませんのでご注意ください。