CP+(シーピープラス)2018:注目の充電式コンパクト大光量ストロボ

一般社団法人 カメラ映像機器工業会(CIPA)主催で総合的カメラ映像ショー、CP+2018(シーピープラス2018)を2018年3月1日~4日、パシフィコ横浜および大さん橋ホールにて開催。
初日の早朝は雨や風が時折強く、みなとみらい駅まで向かう電車も遅れていましたが、到着する頃には雨が上がっておりました。CP+2018開催初日:2018年3月1日 登録来場者数は12,647人

注目の3機種

・ニッシンジャパン株式会社:グリップ型スピードライト「MG10」
・イメージビジョン株式会社:Cactus RQ250ワイヤレスモノライト
・Profoto(プロフォト):クリップオンストロボ「A1」

◆ニッシンジャパン株式会社:グリップ型スピードライト「MG10」

ニッシン独自の電波式ワイヤレスTTL「NAS*1」(Nissin Air System)対応、好評を得ていたマシンガンストロボ「MG8000」と同様の高耐熱クオーツ管を採用したことによる連続発光性を特徴とする。200mm時、光量最大GN80(165Ws)の大光量グリップ型スピードライト「MG10」を2018 年夏に発売。価格は未定。
グリップ型スピードライト「MG10」:メーカーのWebページ

チャージタイム
単3リチウムイオン充電池8本:0.1~2.8秒
外部電源PS8使用時:0.1~1.5秒

この製品は、各メーカー用のニッシン独自のワイアレスコマンダー「NAS*1」をカメラのアクセサリーシューに接続して使用して発光させるもので、カメラのアクセサリーシューに接続するコード等のオプションは無く、他社製ワイアレスコマンダーは使用不可能。
多灯での使用は「NAS*1」で制御可能なニッシンストロボに限定されるが、最長100mの通信距離で最大8グループの管理が可能(TTLとマニュアルの混在可能)で自由度の高い使用ができるでしょう。(CactusV6llやGODOX X1の使用は不可)
最大出力8Wの調光できるモデリングランプ(白色LED4個)を発光ヘッドに内臓、単3リチウムイオン充電池使用時約4時間連続照明ができる。
カメラのアクセサリーシューに接続するタイプのクリップオンストロボだとCactusV6llワイヤレスフラッシュトランシーバー等の他社製品のシステムでもストロボ発光制御できるのですがこの製品はそれができず、ニッシン独自のワイアレスコマンダーのみの制御できるもの。

◆イメージビジョン株式会社:Cactus RQ250ワイヤレスモノライト

イメージビジョンは、HarvestOneの電波式ワイヤレスモノライト「Cactus RQ250」を2018年夏ごろに発売すると発表した。価格は未定。
Cactus RQ250ワイヤレスモノライト:メーカーのWebページ

この製品は、CactusV6llワイヤレスフラッシュトランシーバーにてクロスブランドハイスピードシンクロ(HSS)で使用することが出来る手のひらサイズのワイヤレスモノライト。
そのコンパクトサイズの本体上部にリチュウムイオンバッテリーを装着して使用する250W出力(GN60のクリップオンストロボの3倍の出力)、1回のチャージで400回フル発光、リフレクターの取り外し可能。
既に発売されている電波式ワイヤレスクリップオンストロボCactus RF6XとワイヤレスフラッシュトランシーバーCactusV6llにて同時制御発光ができる。

CactusV6llワイヤレスフラッシュトランシーバーは、キヤノン、富士フイルム、ニコン、オリンパス、パナソニックとペンタックスシステムのフラッシュの出力レベル、ズームレベルを制御することができるクロスブランドハイスピードシンクロ(HSS)をサポートしているとても便利な製品でフォトグラファのイルコも使用していることが知られている。

CP+(シーピープラス)2018:Cactus RQ250ワイヤレスモノライト

CP+(シーピープラス)2018:Cactus RQ250ワイヤレスモノライト

CP+(シーピープラス)2018:Cactus RQ250ワイヤレスモノライト

CP+(シーピープラス)2018:Cactus RQ250ワイヤレスモノライト

CP+(シーピープラス)2018:Cactus RQ250ワイヤレスモノライト

CP+(シーピープラス)2018:Cactus RQ250ワイヤレスモノライト

◆Profoto(プロフォト):クリップオンストロボ「A1」が2018年1月に発売

プロやハイアマチュア向けにスタジオライトに匹敵する光の質にこだわって開発された製品。2018年3月初旬現在の価格は110,000円前後。
クリップオンストロボ「A1」:メーカーのWebページ

キヤノン用とニコン用がラインアップ(ソニー用は今後登場する予定)
発光面ヘッドは一般的なクリップオンストロボのような四角形ではなく、スタジオライトと同じ円形のものを採用。最大出力は76Ws。

◆1灯あたり250Wsの2灯装着できる小型軽量なバッテリージェネレーターとヘッドで構成されたProfotoモノブロックストロボ「B2 250 AirTTL」と共に無線コントローラー「Air Remote TTL」を使用しHSS(ハイスピードシンクロ)やTTL自動調光での多灯制御できるプロフェッショナルな製品。
本体前面部にリチウムイオンバッテリー(充電時間:約80分)をワンタッチで着脱・装着できる仕様。
Profotoモノブロックストロボ「B2 250 AirTTL」:メーカーのWebページ

作者 笑顔の写真家:酒井徹也

笑顔の写真家:酒井徹也

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