※上記リンク「とある小学校の移動教室での話vol.1」の続きの話です。
移動教室の初日の昼食後、沢山の遊具のある広場へ移動して学生は自由行動。
皆さん楽しく遊んでいました。
ふと気づくと例のカメラを攻撃してきた生徒さんは、60~70cm位の長い枝を両手に持ち、遊具や他の生徒をたたいたり突いてみたりしている。当然、他の生徒さんは関わりたくないのでしょうから何気に無視している様子です。
しばらくすると、標的は私に・・・結構痛いぞ。調子に乗って何度もたたいてくる。
長い枝なので誤って誰かの目突いてしまう恐れもあり危険ですので、先生に報告して指導してもらいました。
この広場での生徒さんたちの楽しんでいるシーンを撮影しなければなりませんので、一人の生徒さんだけに関わっているわけにはいきません。
ここでの自由行動が終わりバスに戻る道で、私は、例の生徒さんに不意を突かれ、後ろからど突かれて前につんのめってしまい「痛い!」と叫んでしまった。
その場にいた周りの女子生徒さん達は間髪を容れず「写真撮って」「写真撮って」「写真撮って」と言いながら、皆で私に笑顔をくれたので、急いで皆の笑顔の写真を撮らせてもらいました。
「これは何という絶妙なタイミングなんだ」一人のミスを周りの生徒皆で補っている。
ど突いてきた生徒さんも私も、この女子生徒さん達に救われました。
正直言って、あの笑顔を頂戴できなければ、私は大人げなくしょぼくれてしまっていたかもしれません。
とっさに作ってくれた作り笑なのかもしれませんが、おそらく人の為にとっさに行動した気持ちは本物です。
笑顔の力は大きいと改めて痛感した出来事でした。
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