過去の経験がもたらす「~であろう」の判断ミス

人は過去に自らが経験した事柄をパターン化して、再び同じ様な状況が起きそれを判断する時、過去の成功例からそれを選択する癖があります。しかし、全く同じ状況であることはまず無く、その判断に縛られて失態を犯す事がよくあります。
それぞれの人が、同じ様な事に対し違う経験により行動している事に気づかず、各々が「~であろう」行動し、各々誤判断してしまう事があるのです。

これまで修学旅行や移動教室などで、タイムスケジュールが変更されたり行き場所が追加されることは有っても、学校のしおりで定められている場所が変更されることは有りませんでした。
今回、修学旅行1日目に旅行会社の添乗員が学校のしおりの内容を確認してタイムスケジュールを変更しましたが、学校側のしおりと添乗員の日程表の行き場所が違っていることに気づかずに、添乗員のスケジュールの通り実施されたことによりトラブルが生じました。
行き場所など違えば料金も違うので、常識的には有りえないことと思っていましたが実際に起きた出来事です。
少なくとも旅行会社は、出発前に学校のしおりの日程スケジュールを確認し、スケジュールに相違が無いことを確認しておく必要があるでしょう。
やむおえず、行き場所が追加されたり変更が起きた場合は、口頭連絡で済ませず訂正したスケジュール表のペーパーを配布して間違え防止する配慮が必要な重大な事でしょう。

生徒の方々のとてもよい笑顔の写真を写すことができました修学旅行でした。
サポート側のトラブルでご迷惑をお掛けしません様により改め、皆様の思い出づくりのお手伝いをする心して精進して参ります。