今年は、とある小学校の入学式の記念撮影に伺いました。
新設のとても立派な学校施設に驚きました。
今まで集合写真撮影では、3段ひな壇を組み立てて撮影するのですが、それとは違う形式の立派なひな壇セットが用意されており、これまたビックリでした。
ひな壇の前に生徒さまと先生方の座る椅子を列べていきます。
入学式で飾り付けられていた植木鉢の色鮮やかな花を生徒さまの最前列の前に列べるのですが、思いの外水受けに沢山水が入っていて、床が水浸しになってしまい、急いでモップで拭き取りました。
先生方に手伝って頂きながら撮影準備が整いました。
記念撮影は、撮される方々と撮す人の全員の共同作業です。
ご入学の1年生からするとご父兄を含めた小学校生活の最初の共同作業であるかと思います。
生徒さまは当然のこと、ご父兄、先生方のネクタイの曲がりやスカート裾等を声を掛け、整えて頂きます。
気持ちよく良い表情を撮すには、皆さまの集中を切らさないよう時間の共有し、なるべく短時間で撮影することが大事です。
昨年の撮影では、満面の笑顔でどうしてもピースをしてしまう生徒さまが1人だけいて、ピースしない時は、落ち着かない様子で下や横を向いてとても辛そうでした。
生徒さまが主役のお祝いですので、私は、最低限のバランスを見ながら皆さまの満面の笑顔の写真を撮しました。
（学校のご意向にもよりますが、写真合成で整えることも容易です。）
今年は、昨年の経験を活かし、撮される方の身になって撮影することを心がけました。
緊張をほどき楽しくカメラレンズに集中して頂けますように、3つキャラクタを使って言葉をお掛けしながら撮影しました。
順調と思いきや、椅子の高さが小学校1年生には高く、足が床に着かずぶらぶらしてしまう状態で、動かないようにと言われると鼻がかゆく感じたり、髪の毛がくすぐったく感じてきてしまったりするハプニングもありました。
ちょっとした配慮をさせて頂き、素敵なシーンの撮影がでしました。
何をしたかは、撮影させて頂きました方々のみ知る想い出。秘密にしておきます。
笑顔の写真家：酒井徹也は、皆さまの色々なシーンに伺っております。
