型物写真(かたものしゃしん)とは?

型物写真(かたものしゃしん)とは、文字通り「型」をつけ整えて撮る写真です。
婚礼の挙式後等に式場内フォトスタジオで撮影します新郎新婦の記念写真や親族写真はそれにあたります。
その新郎新婦のお二人とも柔らかに笑った写真は、実は結構「型」をつけた上に撮影されたものなのです。

たとえば新婦様の袖が正面にきちんと四角く垂れていたり、白無垢の裾の方がきれいに流れてるのは、カメラマンやアシスタントが、きれいな形になるように整えております。
着物の背中側にはピンチが止められていたり袖の内側に台紙を入れて整える場合もあります。
その上で、「新郎様、足幅を肩幅位もう少し広く、左足をやや後ろに…」「あごを引いて下さい」「少しだけお顔を新郎様側に向けて下さい」などと、たくさんの注文がつけられています。
そんな新郎新婦様とカメラマン及びアシスタントの協力によって、一生一度の写真が出来上がります。

型物の集合写真(親族写真等)は、皆様のお手元のチェックや、家紋がきっちりと見えていること、お足元がきちんと揃っているか等、沢山の項目を確認して写す写真です。
お子様がいらっしゃる場合、その方々の姿勢や目線も重要になりまが、お子様のご機嫌しだいですので、なるべく短時間で撮影を済ませたいものです。
集合写真は、その写真に関わる全員の協力無くして成り立たない大切な1シーンを切り取ったものです。

いつも、素敵な笑顔を頂戴し、誠にありがとうございます。

作者 笑顔の写真家:酒井徹也

笑顔の写真家:酒井徹也

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