CP+2016交換レンズ:シグマArt vs フォクトレンダーOtus

2016年2月25日~28日カメラと写真映像のプレミアムショー「CP+(シーピープラス)2016」がパシフィコ横浜にて開催された。会場で触れた実機の印象等をレポート。

◆気になる交換レンズで試し撮り

ワールドプレミアアワード交換レンズ部門受賞のシグマ50-100mm F1.8 DC HSM | ArtもCP+でチェックしてきてました。このレンズはAPS-Cカメラ用なのですが、人物ポートレート撮影には便利な優れものです。シグマのArtシリーズは、玉ボケが美しくピントの合っている所はシャッキリで積極的に絞り開放から使いたいレンズでした。多分、購入すると思います。シグマは単焦点Artシリーズ50mm F1.4 DG HSM、35mm F1.4 DG HSM、24mm F1.4 DG HSMが素晴らしい。これらは10万円前後の価格で買えるので価格以上の性能はあるものと思います。

CP+2016シグマ50-100mm F1.8 DC HSM

CP+2016シグマ50-100mm F1.8 DC HSM


一方、フォクトレンダー(Voigtlander)Otus 1.4/85 (85mm F1.4)、Otus 1.4/55 (55mm F1.4)、Otus 1.4/28 (28mm F1.4)も自前のカメラに付けて撮影してみました。カールツァイス120年のレンズメーカーとしての歴史の集大成、一切の制約と妥協を排除して作られたというレンズシリーズ。周辺の端までピントの合っている部分は綺麗に解像しており確かに描写力は他を圧倒するところだが、絞り開放では玉ボケがレモン型になってしまう。この点については、試し撮りした場所が違うので一概に言えないかもしれませんがシグマArtシリーズ50mm F1.4 DG HSM の方が綺麗な円型の玉ボケであった。フォクトレンダー(Voigtlander)OtusシリーズはOtus 1.4/55(55mm F1.4)で約1kg重さがあり、Otus 1.4/85 (85mm F1.4)、Otus 1.4/28 (28mm F1.4)はそれよりずっと重たい。Otus 1.4/28 (28mm F1.4)は広角単焦点なのにOtus 1.4/85 (85mm F1.4)よりも重たい。Otusシリーズは、何れも重たく鏡筒が太く滑りやすのでレンズ交換の際に誤って落下しないようにいつも以上に注意を払った。
細かなピント合わせが容易なようにフォーカスリングの駆動幅がマクロレンズのように広いレンズ。この妥協しない写りに絞り込んで作られたカールツァイスの交換レンズの価格は、およそ40万円、Otus 1.4/28 (28mm F1.4)は60万円と価格もキングです。
独特なボケが欲しい時には1kg超えのキャノンEF85mm F1.2LⅡUSMを使いますが使用頻度は低いです。4倍から6倍の価格差があるシグマは単焦点Artシリーズとフォクトレンダー(Voigtlander)Otusシリーズを比べるのおかしな話ですが、取り回しのしやすくオートフォーカスがきくシグマ単焦点Artシリーズの方が私的なワークフローに向く。
CP+2016フォクトレンダーOtus 1.4/28、55、85

CP+2016フォクトレンダーOtus 1.4/28、55、85


ニコンのカメラの交換レンズが昨日2016年3月1日から数千円から数万円の値上げになっていました。原油は値下がっていますがガラス関係は高騰するしているということでしょうか?
おそらく駆け込み購入者が沢山おられたのではないでしょうかね。

作者 笑顔の写真家:酒井徹也

笑顔の写真家:酒井徹也

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